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短編集●色んなキャラと365のお題

第26章 ケンカするほど 東リベ 三ツ谷隆 甘々




「俺と付き合ってくれない?」


ちゃんが傍にいてくれるなら
全部がどうでも良くなった。


返事を聞く前に彼女を抱きしめる腕に力を込める。


もしかしたら、もう2度と
彼女を抱きしめられないかもしれない。


俺はそうなるのが怖くて逃げていた。

彼女が俺の隣からいなくなることに
ビビってたんだ。

今更、そんなことに気づくなんて
ダセェの。


「ちゃん?」

静かになった彼女の様子を見るために
腕の力を緩めると

「ま、まだダメ。」

と言って、俺の胸元に顔を埋めた。


サラリと落ちた髪の隙間から覗く真っ赤な耳。



「顔、見せてくんねぇ?」

耳元でそう囁くと彼女はプルプル震えながら
首を横にふる。



「?」

の顔を覗き込むと、
涙がポロポロとこぼれ落ちた。

ドンドンと彼女の両手が俺の胸を叩く。

「先輩、急にそんな事いうのズルいよ。
私だって先輩のこと好きだし、
私の方が先に付き合いたいと思ってたんだから!!
な、名前だって急に呼び方変えるし!
隆先輩のバカ!」

全て言い切ったかと思うと突然塞がれた唇。


どのくらいそうしていたのか、
一瞬だったのか長かったのかもわからないうちに
の唇が
チュッとリップ音を鳴らして離れていく。



の目に溜まっていた涙が
ツーッと落ちた。



「名前、もっかい呼んでよ?」

流れる涙を拭いながら、そう俺が言うと

「隆先輩のバカ、大好きだよ。」

はフワリと笑った。




迷惑かけるかもしんねぇけど、
キミの傍にいれるなら
ただ、それだけでいい。

何があっても、
キミとなら乗り越えられる気がした。





fin

あとがき。

隆先輩呼びをしてみたかったのです。

あと、ちょっと性格悪めな三ツ谷くんに
したかったのですが
結局、甘々してしまったような・・・


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

2022.04.28 朱華
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