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短編集●色んなキャラと365のお題

第26章 ケンカするほど 東リベ 三ツ谷隆 甘々


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俺たちの関係は曖昧だ。

ただ、なんとなくそうなった。


どちらかが望んだわけではないが
俺がチームに所属していることで
彼女に迷惑をかけるかもしれないと考えると
今の関係がベストなのではないかと思う。


放課後の屋上で
他愛もない話をする。

ただそれだけの関係。
俺たち2人だけしか知らない関係。



いつものように屋上で彼女の隣に腰掛けると
少し不貞腐れながらちゃんが言った。


「先輩、お昼休み誰と一緒にいたの?」

今日のことなのに全く思い出せないでいると
痺れを切らした彼女が言う特徴で
ようやく思い出した。


「何?ちゃん、妬いてんの?」

少し希望も込めて、
ちゃんに聞いてみる。
図星だったのか、
別に。と頬を膨らまし、そっぽを向く彼女。


「こっち、来なよ。」


ちゃんを自分の膝の上に引き寄せて
腕の中に閉じ込めた。



ヤキモチ妬いたとか、
何それ、可愛すぎる。

俺は君しか見てないのに。


腕の中にいるちゃんが、俺を呼ぶ。

みつやせんぱいって呼ぶ彼女の声が好きだから、
俺は彼女の先輩でよかったと思う。



俺が返事をしてから少し間があいて
彼女がギュッと抱きついてきた。

「・・・もっと、ギュッてして。」



ちゃん、それは反則すぎ。



自分の中で何かが吹っ切れた気がした。

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