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短編集●色んなキャラと365のお題

第25章 意外と純情 東リベ 三途春千夜 甘々(ちょいエロ)


ハルがウチにやってくるのは週に2〜3回で、
そのうちの何回か
彼の香水に混じって血の香りがすることがある。


それが誰かを傷つけたり消してしまった後、
だと言うのは、すぐに気づいた。


そして、そんな日は決まって今日みたいに、
おかえりすら満足に言わせてもらえない。




その誰かを傷つけたハルは
傷ついているんじゃない??



「ハル、大丈夫?」

隣で起き上がっている彼の腰にギュッと抱きつく。

「んだよ、今日はヤケに喋るじゃねぇか。」

抱かれ足りねぇの?

と耳元で囁かれ、耳たぶを甘噛みされるから、
恥ずかしさで爆発しそうになった。


「バカっ!違う!」


ケラケラとハルは可笑しそうに笑う。





「ハルには・・・」


私と同じように彼を待つ子は、たくさんいると
蘭ちゃんに教えてもらった。


「他にも
たくさん女の子が待ってるって聞いて。」

「は?」

ピタッと笑いを止めたハルの眉間に皺が寄り

「誰が言ってた?」

私を持ち上げると、彼の膝の上に座らされた。


「ら、蘭ちゃん。」



チッと、ハルの舌打ちが響き、

「あんなヤツの言うこと信用すんな。
つか、連絡してんじゃねぇ。」

そう早口に言い終えると
ギュッと力強く私を抱きしめる。




「・・・俺には、
最初っからお前しかいないし、イラねぇ。」

私の首筋に顔を埋めたハルがポツリと呟いた。

「うん・・変なこと言ってゴメンね?」

彼にギュッとしがみつく。



「なぁ、。」

優しく私の名前を呼んだハルは
身体を離して
噛み付くように何度も何度もキスをした。


「・・ハ、ル・・・まって・・」

それが開始とでも言うように
私は再びベットに沈められる。


「くだらねえこと、喋る余裕があるってことは、
まだまだイケるよなぁ?」

ハルが不敵に笑う。


でも、そんなハルは世界一キレイで
大好きだと思った。



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