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短編集●色んなキャラと365のお題

第24章 もう、バカなんだから ヒプマイ 有栖川帝統 ほのぼの





一目惚れだったんだとおもう。


24.もう、バカなんだから


会社の飲み会帰りにフラフラしながら
帰宅していた時に、彼と出会った。


公園のベンチで座り込んでいた男の子、
整った顔をしていたから気になって声をかけた。


「お兄さん、どうしてこんなところにいるの?」


普段ならそんなこと絶対しないのに、
酒の力とはおそろしい。




「おー、賭場で負けちまってよー。素寒貧だ。」

彼はケラケラと笑いながら話す。


すかんぴんってなんだろ?

酒が回った頭でそんな事をぼんやり思いながら
誰かの話を聞きたいと思ったのは、
随分と久しぶりで話し続けた。


「お家に帰んないの?」

「俺、家ねぇんだ。」

「ふーん、」

彼は気にした様子もなく、続ける。

いつもは、ダチのとこか
その時知り合った人に泊めてもらうとか。

彼はいろんな話をしていたと思うが
うんうん、と聞きながら
スーッと私の意識はフェードアウトした。




---




「ん、、んー、、、」

いつもより、眩しい朝日と身体の痛さで目が覚めた。

「いっ、、つ、、、」

起きたら起きたで頭痛も酷い。



「、、、は?」

私は知らない男の腕の中にいた。
しかも、公園のベンチの上で。

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