第21章 バニースーツ アイナナ 千 甘々
「ゆ、き、、ゆき、、、」
遠くで僕を呼ぶ声がする。
あの声はだ。
「、、、、、?」
千が目を覚ますと
が心配そうな顔で
千の顔を覗きこんでいた。
「よかった!
眠ってただけだったんだね。」
「あぁ、、」
ニッコリ笑った彼女の格好を見て言葉を失う千。
そういえば、ここで着替えろと言ったのは
自分だった。
千は先ほどの出来事を思い出し
自分の額に手をあてた。
起き抜けに彼女を組み敷かなかった自分を
褒めて欲しいとさえ思う。
「ゆき、大丈夫?熱あるの?」
黙って額を抑えた千を
不思議に思ったが
ソッと千の頬に手を伸ばす。
「。」
自分の頬にそえられた彼女の手に自分の手を重ね、
ゆっくりと身体を起こした千は
の唇にキスをした。
起き抜けにその格好は反則でしょ。
唇を離して、千が耳元で囁くと
彼女の頬は真っ赤に染まる。
「っ!、、そんなの、知らないっ!!」
真っ赤にした頬を膨らませたは
楽屋を出ていこうと歩きだした。
「、忘れ物。」
そう言った千がに駆け寄り
彼女に白いシャツをフワリと着せた。
「これを着ていきなよ。」
の唇にキスを落とした千は
彼女の頭にカチューシャをつけ
「これで完成。
僕だけの可愛いウサギさん。」
をギュッと抱きしめると
「バカ、ゆき。」
そう悪態をつきながらは
幸せそうに微笑んだ。
そんな顔、僕以外に見せないでね。
ホントは 一瞬でも僕以外の誰かに
君を 見せたくないんだから。
fin
あとがき。
アイナナが続いてしまった上に
少し長めになってしまいましたが、
今回はRe:valeの千さん。
個人的にすごく好きです。
読んでいただいた方にも
楽しんでいただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
2020.07.13 朱華