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短編集●色んなキャラと365のお題

第14章 何で謝るの? 弱ペダ 新開隼人 ほのぼの





ウソでもいい。


14.何で謝るの?


朝、昼休み、放課後、
関係なく呼び出されて告白されて断る。

最近はこの一連の流れが増えてきた気がする。
卒業、近いからかな。


「気持ちは嬉しいんだけど、、ごめんね。
今は勉強に集中したいんだ。」

いい加減、このセリフも言い飽きた。


「はー、、、」
壁にもたれて座りこむ。



名前も知らない女子が去っていった後、
突然、前に影が出来て声をかけられた。


「モテるんですね。隼人先輩。」


2つ年下のは
自転車部のマネージャーで寿一の妹。


「か、、そんな事ないよ。」

は俺の隣に座ってニッコリ笑う。


「朝から放課後まで
いろんな人に告白されてるのなんて
見たことないですよ。」

が楽しそうに笑った。


「全部見てたのか。趣味が悪いな。」

彼女の額にデコピンするとは
「私の憩いの場に先輩方が後からくるんです!」
頬を膨らませた。


「それは、悪いことしたな。」
まっすぐな言葉に思わず苦笑いが漏れる。


「先輩だから許してあげますよ。」
が俺を見上げながら、
フワリと笑みを浮かべた。


「ねぇ、先輩。一つ聞いてもいいですか?」
俯いて、地面に円を描きながら
彼女が話を始める。


「どうした?」
同じように地面を見ながら返事をすると
「何で謝るんですか?」
思ったより距離が近かった彼女の瞳が俺を見つめた。


何の話だろうか?
沢山の疑問符が頭の上に並ぶ。

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