• テキストサイズ

短編集●色んなキャラと365のお題

第13章 新製品 弱ペダ 泉田塔一郎 ほのぼの





なぜ、こんなにも魅力的なのか。


13.新製品


「んー!いい香り!!
やっぱり新しい柔軟剤、買って正解だったなー。」

乾いたタオルやユニフォームをたたみながら
優しい香りに酔いしれる。



「さん、ちょっといいですか?」

トレーニングルームの端っこで
ウキウキとしていた私に声をかけたのは塔一郎。


「塔一郎!いいところに!」
持っていたタオルを塔一郎の顔に近づける。



そうすると自然に顔も近づくわけで


「さんっ!?」
塔一郎は恥ずかしそうに頬を染める。





、、こともなく、

「どうしたんですか?」

彼は不思議そうな顔をして私を見つめた。



うん、
塔一郎はそのままでいてね。




「かいでみて!」

微量も意識してくれないことに
ちょっとだけイラッとして
彼の顔にタオルをグイグイ押し付けた。

「わわっ、、」

最初は驚いていたが
タオルの香りを嗅いだ塔一郎は
うん、と頷いて


「いい香りですね。新しいやつですか?
でも、さんの方がいい香りがします。」

と爽やかに微笑む。


「へ?」

予期せぬ返事に間抜けな答えを返してしまった。

塔一郎はパッと私の手首を掴んで
クンクンと香りをかぐ。


「うん、やっぱり
僕はさんの香りの方が好きです。」



至近距離で微笑む塔一郎の破壊力ったらない。


意識させようとしているのに
結局、意識させられてしまう。


塔一郎のバーカ。
なんで、そんな鈍感なのよ。



「あ、ありがと、、そういえば、
塔一郎、なんか私に用事があったんじゃない?」



なんとか平静を装い、彼に問いかけると

「すっかり、忘れてしまいました。」
塔一郎は恥ずかしそうに微笑んだ。




そう言うちょっと抜けてるところが
可愛くて好きなんだよね。





私たちが お互いの想いに気づくのは

もう少し 先のお話。





fin

あとがき。

先輩ヒロインと鈍感泉田くん。
初泉田くんでした。
実は用事ないのに話しかけたと言う裏設定。
機会があれば、同学年か年下でも
書いてみようかなと思ってます。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

2020.03.26 朱華
/ 85ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp