第11章 王様衣装 デジモンラスエボ 石田ヤマト ほのぼの
「そんで、どうしたって?」
俺から離れて
溜め息をついたが
困ったような笑顔を浮かべる。
「ミスコン終わったら
知らない人たちにいっぱい声かけられるから
逃げてきた。」
そんな目立つ格好してたら
声もかけられるだろう。
「こんなの着けてるからだろ?」
ツンと彼女の頭の上で傾いている王冠を突くと、
「ヤマトに見せかったの。」
は口を尖らせた。
立ち上がった彼女は
クルリと一周回ってマントを翻す。
「似合う?お姫様みたい?」
「まあ、悪くないんじゃないか。」
姫と言うか、国王って感じだけど。
本人が気に入っているようなので
黙っておくことにした。
「ありがと。」
ニッコリ笑ったは
俺の前に座り込んで
シュルッと、マントの紐を外し始めた。
「気に入ってたんじゃないのか?」
不思議に思って聞いてみると
「ヤマトに見せれたからもういらない。」
ポンと机の上に置いたが
「あと、ヤマトには不評みたいだし。」
ニッコリ笑って言った。
なんで バレたんだ?
彼女は ホントに底が知れない
fin
あとがき。
同学年ヒロインと彼氏ヤマトくん。
ミスコングランプリの王冠とマントって
王様っぽく見えませんか?
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
2020.03.24 朱華