第11章 王様衣装 デジモンラスエボ 石田ヤマト ほのぼの
そんなつもりはなかったんだけど。
11.王様衣装
「ヤマトー!見つけた!」
金色の王冠をつけたが
フンワリと赤いマントを翻しながら走ってくる。
「?!」
「一緒に来て!」
彼女は俺の手を取って止まることなく
スピードを緩めて走る。
「その格好、どうしたんだ?」
仕方がないので走りながら問いかけると
「さっき中庭でやってたミスコンに
飛び入り参加させられて
なんかしらないけどグランプリとっちゃった!」
がペロッと舌を出した。
言われてみれば、さっき表のステージで
そんなことをやってたな。
まさか、自分の彼女が
それにエントリーしていて
グランプリをとっているとは思ってなかった。
「すごいな。」
「でしょ?」
フフッと笑ったが俺を見上げる。
「でも、ちょっと困ってて、、」
後ろの様子を見ながらが呟いた。
なんとなく察しがついて
「こっち。」
人通りの少ない方に向かった。
「ここなら、いいか。」
空き教室のドアを開け、
の手を引き、教室の中に入って鍵をかける。