第8章 相合い傘 弱ペダ 東堂尽八 ほのぼの
「そうだよ、尽八と私のね。」
ハムサンドを取り出して口を開けたとき、
「、、俺の彼女にならないか?」
尽八があまりに
突拍子もないことを言うので
ハムサンドを床に落とした。
「は、、ハムサンド落ちたぁー!!」
ガシッと両肩を掴まれ、
尽八はまっすぐ私を見る。
「。
ハムサンドはまた買ってやるから
俺の話を聞いてくれないか!?」
「あ、ごめん。」
あまりに突然の話で動揺を隠すのに必死だ。
深呼吸して彼の目を見る。
「尽八は私が好きなの?
それとも、
いじめられなくなると思ったから
私を彼女にするの?」
我ながら酷い質問だと思う。
尽八の手に込められた力が強くなった。
「お前がこれ以上傷つかないようにしたい。
自分の好きな女が泣く姿をもうみたくない。」
「もう、みたくない?」
違和感を感じて繰り返す。
「ああ、そうだ。
中学のとき、同じような事があっただろう?
あの時は君がなぜ泣いているのか、
わからなかったんだ。
本当にすまない。」
どうして、尽八が謝るんだろう。
尽八は何にもしていないのに。
「?」
黙ってしまった私を尽八が見つめる。
「、、尽八は悪くないし、
昔の事だから気にしないでいいよ。
でも、気づいてくれてありがとう。」
彼の頬を両手で包み、
コツンと彼の額に自分の額を
くっつける。
「好きだよ、尽八。」
彼は少し頬を染めてニッコリ笑った。
「俺もだ。」
触れるだけの優しいキスをして
尽八にギュッと抱きしめられた。
私が書いた相合傘じゃなかったけど
おまじない、きいたみたい。
書いてくれたひとにお礼言っとかないとね。
fin
あとがき。
ちょっと腹黒めのヒロインと
面倒見がいい東堂くん。
相合傘のおまじないってやった事ないけど
効き目あるんでしょうか?
黒板サイズなら効き目ありそうな気もします。笑
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
2020.03.18 朱華