第6章 エッチな本見つけた 弱ペダ 福富寿一 甘
こんなのがいいのか。
6.エッチな本見つけた
健全な男子たるもの、
エロ本の10冊や20冊持っていてもおかしくない。
と、誰かが言っていた。
しかし、まさか自分の彼氏が見ている
エロ本を目の当たりにするとは思わなかった。
彼に許可を得て部屋に入り
参考書を探していたところ、
白いビキニを着たお姉さんが
胸を強調して写っている雑誌が
バサっと落ちて来た。
たしかに胸は大きいに
越した事はないのだろう。
しかし、自分の彼氏が見ているエロ本ほど
知りたくないものはない。
ましてや自分とは
正反対な体つきの女性だった場合。
「これ、どうしよっかな。」
まるで自分の息子のエロ本を
見つけた母親の気分だ。
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自室のドアを開けると
が1冊の本を手に持ち、
固まっていた。
参考書にしては薄い気もするが
「。参考書は見つかったか?」
アレはなんだ?
「あ、寿一、おかえり。」
がぎこちなく笑う。
「何を持っているんだ?」
彼女が手に持っていた本を見て
ふと、先日、荒北が部屋に来て
なんだかんだと言いながら
置いていった雑誌があった事を思い出した。
「先に行っておくが、俺のものではない。
先日、荒北が、忘れていったものだ。」
荒北が、を強調しておく。
決して俺のものではない。
お世話にもなっていない。
「ああ、荒北くん。」
ポソッと彼女の声が聞こえた。