第3章 地獄の合コン
部屋に戻ると、シャチからメッセージが来た。
『希望者募ったら殺到しちゃって! どこか会場借りないとダメかも(^o^)』
(こいつマジか……っ)
長い付き合いだが、本気で殺意を覚えたのなんて数えるほどだ。今日はめでたく、その記録を更新してしまった。
『女は4人までにしぼれ』
『え!? でもみんな行きたいって……』
『それ以上なら行かない』
液晶を叩き割るような力をこめて、ローは宣言した。それっきりシャチから返信は来なくなる。
ラミの言うとおりだとしたら、どうやって参加者希望者を絞るか考えているのだろう。返事を待つと胃が煮えくり返りそうだったので、ローはスマホの電源を落とすとそのまま寝た。
(頼むからポシャってくれ……)
念じながら寝たせいか、合コンの夢を見た。ものすごい悪夢だった。