第20章 最後のバッジ。
アルは再びジム戦のためにスタジアルを訪れる。
ポケモンたちのおかげで元気をもらったアルは、さっそくキバナへとバトルを申し込みに行く。
「戻ってきたな。待ってたぜ!覚悟は出来てるか?」
『もちろんです!そのために来ました』
「気合十分って感じだな。気に入ったぜ」
キバナはアルのやる気に満ちた目を見て、にこりと笑った。
いよいよ最後のジム戦が始まる。
キバナの1組目はギガイアスとフライゴン。天候を砂嵐へと変化させる。
対するアルの1組目はラプラスとアーマーガア。耐久性のあるラプラスはドラゴンタイプとも相性も良く、アーマーガアは天候が砂嵐でもダメージを受けない。
『ラプラスはフライゴンにれいとうビーム!アーマーガアはギガイアスにはがねのつばさ!』
「ポケモンの弱点をよく調べてるな。だが、オレさまのポケモンはそれだけじゃ倒せないぜ?」
その言葉通りにキバナはギガイアス、フライゴンへ的確な指示を出し避けられ、弱点狙いのアルたちは技が上手く当たらず苦戦する。
(別々に狙っても当たらない…それなら!)
『アーマーガア!フライゴンにはがねのつばさ!ラプラスもフライゴンにれいとうビーム!』
「へえ!2体で来たか。1体で出来ないことも、力を合わせりゃ出来るってわけか。おもしれえ」
フライゴンをアーマーガアが追いかけ、ラプラスがれいとうビームで挟み撃ちをする。
ギガイアスの妨害がありながらも、なんとかフライゴンを撃破する。
その後もアルはキバナのポケモンたちを確実に仕留めるように指示を出し、ギガイアス、サダイジャも撃破した。
ついに残すはキバナの相棒ジュラルドン。
キョダイマックスしたジュラルドンに対し、アルはフライゴンをダイマックスさせる。
「最後はドラゴン同士の戦いってわけか!」
『私の育てたフライゴンの強さ見て下さい!』
ジュラルドンのキョダイゲンスイとフライゴンのダイアースが激突する。
物凄い砂煙が舞い、ジュラルドンはキョダイマックスを解いて倒れた。
『や、やったー!みんな!勝ったよ!』
「あーあ。負けちまった。ほら、勝利の証のバッジだ」
激しいバトルだったが、アルは仲間と勝利を勝ち取り、無事にチャンピオンへの挑戦権を手にするのだった。