第20章 最後のバッジ。
ターフタウンに始まり、それぞれ町を回ってジムチャレンジを成功させたアルたちは、やっと最後のジムチャレンジ挑戦のため、ナックルシティへと来ていた。
『やっとここまで来れたね。みんなが頑張ってくれたからだよ!最後のジムリーダー、キバナさんはものすごく強いって聞いてるから気合入れていこうね』
アルは仲間のポケモンたちに、声をかけ自分も気合を入れ直す。ポケモンたちも気合の入った眼差しで見つめ返していた。
「ジムリーダーのキバナだ。オマエは確かダンデが推薦してきたトレーナーだったか。あいつの弟より先にオマエが来るとは。結構やるんだな。楽しみにしとくぜ」
(ホップ…。いつも私より先にジムチャレンジ終わってるのに…。でも、とりあえず今はジムチャレンジに集中!)
『はい!楽しみにしておいて下さい』
アルはホップのことも心配だったが、みんなで頑張ってきた成果を残すためにもチャレンジへと気持ちを切り替える。
キバナからのミッションはジムトレーナー3人とのバトル。ただ、そのバトルがダブルバトルとなっていた。
アルはカブの時のミッションを思い出し、ダブルバトルに挑んだ。
最後のジムというだけあり、トレーナーたちも強くアルのポケモンたちは3人を倒す頃には体力ギリギリとなっていた。
『キバナさん、すみませんが一度ポケモンセンターへと行かせて下さい。トレーナーさんたちが強くてこの子たち疲れてしまったようなので…』
「ああ、かまわねえよ。行ってこい。戻ってきたら、オレさまが相手してやるよ」
アルは一言お礼を伝え、ポケモンセンターへと急いだ。
休んでいる間に、キバナとのバトルの作戦を考える。
ジムトレーナー相手でこれだけの苦戦をしたのなら、リーダーのキバナはそれ以上ということになる。
しかも、キバナはドラゴン使いで天候も操るという話。
『ドラゴンに強いのはこおり、ドラゴンタイプ。こおりはラプラスがあるから良いし、ドラゴンはフライゴンがいる。でもドラゴンタイプはドラゴン同士が弱点でもあるんだよな…。しかもダブルバトルだから、2人ずつバトルに出てるし…』
ぶつぶつと独り言を呟くアルのもとへ回復が終わったポケモンたちが帰ってきて、戻ってくるなりポケモンたちはアルへと、ガッツポーズを決めた。