第6章 俺の友達が多分恋をしている件について
「何となく特別気になるだけだ。」
「確かに何か特別気になるよな。」
「「(それが好き何だと思うんだけどなぁ。)」」
結局最初から最後まで
ちゃんの話をしている時は
どんな音が混ざっていても確実に”好きだ”
と言う音は常に聞こえてきていて
きっと炭治郎もそれと同じ匂いを感じてる。
ちなみに伊之助からは何だか
”特別”な音がしていて、もしかしたら
警戒して気にしているうちにこの野生児にも
何か心境の変化があったのかもかもしれないと
俺と炭治郎は静かに顔を見合せた。
「炭治郎…俺がズレてるのかな?」
「うーん。俺にとっても難しい話だからなぁ。」
結局、玄弥の卵焼きだと満足いかなかったのか
伊之助は購買を探りに行き、玄弥はソレに
気まぐれでついて行ったため
俺と炭治郎は結局とても気になる
”友達の初めての恋路”の話をすることにした。