第1章 俺の友達が少ない件について
「…流石、”最強女子高生”。自信満々だな。」
「んー、じゃあ玄弥は現代の次元で!!
自信満々で何が悪いのよ、結果だよ結果。」
「まーな、普通にすげぇよな。
何も悪口じゃねぇよ本当にすげぇと思ったんだ。」
自信満々に言い放っても何も言えないのは
がとんでもなく結果を残しているから。
今回もきっと3種目で表彰されるんだろう。
空手と剣道と陸上 それ系の雑誌にこぞって
取り上げられるほど何をやっても負け無しだ。
「大学も行きたいしねぇ、頑張るしかないから。
さあ、行こうっ!!ブギーマンに怒られるよ!」
「兄貴の事ブギーマンって呼ぶの辞めろよ!!」
「かっこいいブギーマンだから良いじゃん!」
そんな事をギャーギャー言いながら
2人して体育館へ向かう。
は色々あって親が居ないため
この高校にも AOという少し特殊な
入学方法で入ってきたらしい。
まあ、簡単に言うと特待生ってやつだ。
この学校の特待生だと 学費免除 住居費支援
が約束されていて金銭面ではとても優遇される。
だから金銭的に苦しい状況だったは
何とかそれにしがみついて入学したらしい。