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君ありて幸福【鬼滅の刃/現パロ】

第4章 私は多分クソ女な件について







「……結局天元が何かしっくりくるんだよね。」





どうやら私には今漬け込んだフレンチトーストを
明日の朝とても喜ぶであろう派手な色男が
結局しっくりくるらしく、彼の言っていた
通信の学校への転入も考えてみようかな?
なんてほんの少しだけそう思った。







「……喜ぶかな、フレンチトースト。
丁度フルーツもあるし…切って漬けとこう。
後は……ふふ、明日の朝は豪華だな。」





結局の所、正直天元に恋愛感情は無いが
人として非常に好きで誰にも言えない
恩も数え切れないほどあるんだ。


彼の明日の喜ぶ顔を想像するだけで
とっても明るくなれるのだから
今はとりあえずこの日常に背を預けよう。



私は多分”クソ女”だけれど
せめて彼がよく褒めてくれる黒髪くらいは
”いい女”になろうと夜な夜な手入れをしてから
私は何事も無かったかのように
優しくて暖かい腕の中へそっと帰るのだった。


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