第4章 私は多分クソ女な件について
「いや、カニバのモデルにしといて
何言ってんだろ……無い無い。違うだろ多分。」
これは恋だったりして、アオハルだったりして
何て少しばかり期待したが、多分違う。
自分は彼をモデルに何故か酷く不気味な絵を
描いたのだから多分きっと違うんだろう。
「不死川先生はタイプだけど無いなぁ。
…煉獄先生も……無いなぁ…元気すぎる。
まあ、あっちもないのは分かってるんだけど。」
最近普通に関わった”天元以外”の大人の男性を
何となく思い描いてみるが
どうやら私にはやっぱりアオハルは無理そうだ。
「同級生は…う、うーん。知り合い居ないしな。」
惰性で玄弥以外の”年下”を考えてみたが
そういえば私は玄弥以外友達を作るつもりもなく
寧ろ正直避けている節があるため
笑えるほど1人も候補者は見当たらなかった。