第4章 私は多分クソ女な件について
「洒落てるねぇ………。」
「嫌いじゃないでしょ?」
ごくごく近くで見える綺麗な目が
まだ不安で揺らいでいるのがその証拠。
それでも”それに慣れている”私達は
その”洒落た言葉遊び”にこじつけて
いつものように自然と身体を合わせるんだ。
「…っ…きついな……。」
「……ん、………っ…久しぶり…だから…。」
膝に乗りながら彼の顔を見つめれば
”快楽”が滲んだ顔が見えてとても気分がいい。
「………学校……辞めれば?」
「…っ…大学…っ…行きたい…の。」
日常の様に繰り返す上下運動に
甘い息を吐きながら私達は会話する。
それでも__クチャ。クチャ。という
卑猥な音鳴り私の欲は酷く満たされていく。
「高校は通信で良いだろ…金出してやるよ。」
「”これ以上”恩…作ると…っ…気持ちくない…っ。」
またそんな会話をしなながら
どんどん激しくなる動きにだんだんと
奥の方から快感がせり上がってきた。
「………っんだよ、それ。」
「…っんっ…っ……っ……いくっ……っ。」
余裕が無さそうにそう呟いた後
思い切り下から打ち付けられたソレに
吐息だけで答えながら私は快感を受け入れた。
果てる時の彼の顔はいつもやっぱり綺麗で
それにもう一度”惰性の快感”を感じてから
私達は少しだけ狭い風呂場に移動した。