第3章 俺は何も知らなかった件について
「(ほ、放課後デートだ…。)」
「玄弥、割と遅い時間だがら
私の知ってるお店でもいい??」
「………あ、あぁ!!」
「おおっ!?な、なに大き声出してんのよ。」
はいたっていつも通りで
けどほんの少しだけ何時もより嬉しそうで
何だかよく分からない緊張をしていたら
の行きつけのお店に着いてしまった。
「ここのケーキ美味しんだよっ!!
私はサバランが好きだけど……不死川先生は
甘党なんだよね?………何が好きなの??」
「あ”ー。………あんこ。」
「あんこ!?あんこは無……いやあったわ。」
「丁度いいな。じゃあソレ2つと。
俺は………フルーツタルトとアイスティー。」
「なら私はサバランとローズティーっ!!」
何だかんだ明るい店内でケーキを選んでいたら
なんとなく緊張が和らいできた。
運ばれてきたケーキと飲み物を楽しみながら
雑談するのは何だかとても心地よかった。