第13章 皆でお出かけする事にした件について
「…。(そっか、そうかこうなるのかっ!!)」
「(俺の弟はこんなにピュアで大丈夫なのか?
玄弥には刺激強すぎるかもなァ……。)」
「男の人ってこういうの好きだよねぇ。」
真っ赤な顔で慌てている玄弥と
その後ろで顔の赤い弟を片眉を上げて見る兄。
玄弥も思春期を超えれば 不死川先生みたいに
余裕綽々 みたいになってしまうのだろうか。
それはそれでカッコイイと思うが、
個人的にはこの素直な反応が非常に可愛いので
このままでいて欲しいな…なんて思う。
「…あれぇ?玄弥真っ赤っかだね、可愛い。」
「おれ、こ、こうなるって……思わなくてっ!!
何か、変な格好させちゃって、ご、ごめん!!」
「(………こんなウブな反応…本当に新鮮だな。)」
真っ赤な玄弥の良すぎる反応に思わず調子に乗って顔をグッと近づける。