第12章 それぞれが自覚した件について。
「(……ど、どんな感じ…なんだろう。)」
コレは助平とかではなくて…仕方ないよな。
そりゃ気にはなる。
事実は可愛いと素直に思ってるし
2人が好きになるのも仕方ないと思うし
そういう関係なら…そりゃ色々…色々…。
18歳は超えてるしな……色々こう…。
「(な、なんかすげぇ嫌だ…。)」
めちゃくちゃイラついてきたのは
兄ちゃんが呑気に毛玉の顔を見て
地味に笑ってるから何だろうか?
それとも大暴れして突然家に来た宇髄先生が
優雅にシャワーなんて浴びてるからだろうか?
分からないけど、との色々を
想像すると、照れる以前にめちゃくちゃ嫌だ。
「(……嫌って。…え、まって俺…何でだ?
けどなんかめちゃくちゃムカつく……。)」
とにかく腹が立つんだけど
コレはどこに向ければいい感情なんだろうか。
とにかくあの2人がに触るとか
そういうのが本当に嫌だ。ムカつく。
「(……まさかヤキモチじゃねぇよな、コレ。)」
……なんかそんな気もしてきた。
いや、友達として…はおかしい気がする。
宇髄先生にも理由はあるし
正直兄ちゃんは…ダメだと思うけど
まあ色々置いといたら駄目でも別に
2人が良いなら俺の出る幕でも無い。
けど…単純にイラつくのはヤキモチなのか?
「(こ、これ……俺も好きなんじゃねぇのか!?)」
「オィッッ!!!玄弥何やってんだァッッ!!!
毛玉吸うんじゃねェッッ!!!オィッッ!!!毛玉ァァッッ!!!」
「あぁっ!!ご、ごめん毛玉ッッ!!!」
毛玉を掃除機で吸い込むほど考え込んで
いた自分に慌てつつも
もしかしたら の可能性が俺的に大問題すぎて
物凄く落ち着かないんだけど…どうすればいい。