第12章 それぞれが自覚した件について。
「………問題はの方なんだよな。
明らかにおかしかったからなぁ…………。」
まあ不死川は置いといたとしても、だ。
の顔も明らかにおかしかった。
それにそもそもが他人と…。
いや、まだわかんねぇけど
もし仮にやらかしてたら出会ってから
無理矢理以外は…そんなの初めての事で
しかも困り顔だったが辛そうではなかったし
不死川の妙に真面目な性格からして
いくらなんでも…無理矢理は無いだろうし
そもそも…いやもう疲れてきたから本人に聞こう。
多分はその手の隠し事
気まずいと思っても絶対にしないと思う。
だからこそ…この風呂を出るのが
物凄く嫌な理由が一つだけある。
「……絶対後でもうこの関係辞めようって
またハッキリ言われるんだろうな…派手に辛い。」
確実に俺以外とやらかしてたら
は自分の不誠実を理由に
ハッキリキッパリこの関係を辞めよう。
と言ってくるのは目に見えてる。
しかもその相手は不死川だとしたら
俺は一体どうやって過ごせばいいんだ。
本当にココから出るのがマジで嫌だ。