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君ありて幸福【鬼滅の刃/現パロ】

第2章 俺の弟がモーゼじゃ無くなった件について





「じゃあ、何で知り合ったんだ?」

「時間外練習……。俺と位しか
やってねぇから。何か…………自然と。」

「あぁ、成程。」


部活動後の時間外練習。

”部活強化者”として実績が認められた生徒だけが
受けることの出来る言わば場所の貸出。

グラウンドなどの大きな所は出来ないが
格技場や射撃場(実弾は不可)等の使用なら
許可を取ることは問題なく出来るが
そもそも部活後になるのでやるものは少ない。

玄弥は門限も緩いので良く利用するようだが
他にやる生徒など滅多にいないのだろう。

の結果も踏まえてまあ納得の理由だ。



「なぁ、兄ちゃんを
嫌わないでやってくれ。本当に良い奴なんだ。」

「生徒でも無理だな、馬が合わねェ。」

「………そっか。」


残念そうな玄弥には悪いがそれは出来ない。
何となく腹立つし、とてつもなく気に入らない。

スカした態度や自分に穴が無いのが分かっていて
飄々と人を小馬鹿にする態度全部が
俺の神経を酷く上手に逆撫でする。

俺は一応教師なので必要ならば対応するが
嫌いになるな。と言うのはどうも無理そうだ。

とりあえず何となく居心地が悪かったので
自分の部屋に入ってベットに横になる。

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