第11章 お前にキスがしたくなった件について。
「無礼講だって自分が言ったんじゃ無いですか。」
ソレを言われたら何も言えないから困っている。
あの時は本当に いや可哀想過ぎんだろォ。と
思ってやましい気持ちは無かったが
こう長く、くっついていると色々変化はする。
散々色々あって”本当に女かよ”なんて
本気で思っていたが、客観視すりゃあ
それはまあは”明らかに女”で
多分それも”わりと極上”の部類の人間だと思う。
手入れとかそういう類も性格的に
ちゃんとするタイプ何だろうコイツは。
こっちの面でも 割と抜かりなく完璧な様で
肌は綺麗だし髪もしつこくないいい香りがして
ついでにさっき宇髄のせいで不本意に
見てしまったシンプルな黒い下着も
ちょっとレースなんてあしらってあって
白い肌が黒で際立って、正直結構唆る。
「……ほら、酒はもう駄目だ。こっち呑めェ。」
だから、少しそろそろ色々と本当に駄目だと
酒を取り上げて麦茶わ手渡そうとしたが
”まだ、呑み足りないです。”何て言って
違う酒を呑み出したのでこの手は失敗に終わり
ため息を着きつつの肩に顔を埋めた。