第11章 お前にキスがしたくなった件について。
□お前とキスがしたくなった件について
「…ふふっ。…暖かい。先生いい匂い。」
宇髄と玄弥が思いっきり酔いつぶれ
生き残ったのはと俺だった。
けども俺も相当酔っているのは
明確で、その証拠にまだ体制は変わらない。
いや、少し変わったか。
流石に胡座に乗せたままだと足が痺れたので
足の間に移動させて
俺はの背もたれになっている。
正直、本当は既にこの体制がダメなのは
分かっているのだが、1度容認した手前
拒否すると意識しているみたいになるし
とりあえず不快でも無いのでそのままでいる。
もうこの時点で俺はおかしいとは思う。
「お前警戒心とかねェのかよ。」
”先生いい匂い”何て言って
の肩にかけている最早定位置と化した
俺の腕に擦り寄るコイツに警戒心は無いのだうか。
流石にいくら生徒と先生だと言っても
24歳と18歳 。歳もあんまり変わらなければ
身体の面では男と女 何かあってもおかしくない
だろう。と自分が膝に来いと言ったくせに
そんな事を思い始める位には
俺は膝の上の物体を女だと意識しだしている。