第10章 突撃自宅訪問でパニックな件について
「……ん”ー。頭痛てぇ。」
「宇髄目を開けるな…良いか。目を閉じとけェ。」
この酔っ払いのクソ男には
この感動的な2人の友情関係を見せたくない。
何かめちゃくちゃ汚れる気がする。
ていうか、もうちょい
弟の成長への感動に浸らせて欲しい。
「……な、何でが派手に泣いてんの?」
「おおまかお前のせいだァ……。」
どうやら、ソレは叶わないらしいが
それなりに酔いは覚めた様なので
首を傾げて記憶をぶっ飛ばしたらしい宇髄に
てめェの醜態を説明しながら
明日は土曜日だし…と俺も酒を呑むことにした。