第10章 突撃自宅訪問でパニックな件について
「…ほ、本当に絞め落としたけど大丈夫なのか?」
「1回位じゃ”落ちぐせ”つかないから
大丈夫だよ……。…本当にごめんなさい。
道端で絞め落とす訳にも行かなくて……。」
「普通はその選択肢も無いはずだから
仕方ねェ事だと俺は思うぞ……。」
「……。(確かに……。)」
ぐったりとしつつも気持ちよさそうに
眠る(気絶)宇髄をそっと寝かせながら
この一連の騒ぎを謝罪した。
本当に道端で落とすことも考えたんだろうな。
可哀想ではあるが、可愛らしくは無いな本当に。
「あー。玄弥。とりあえず麦茶持ってこい。」
「あ、う、うん、分かった。」
まぁとりあえず”問題児”は寝たので
一旦3人で落ち着こうと玄弥に飲み物を
頼んだのだが、は俺の足元に
しゃがみ込んでコチラを見つめている。
理由は分かってる。けど言わないで欲しい。