第10章 突撃自宅訪問でパニックな件について
「本当にすみません突然家に来て担がれて。
…流石に天元相手だと力負けしました。」
「いや、そりゃあ当たり前だ。
あのタッパの筋肉男に勝てたら
お前はいよいよ女じゃねェよ………。」
何を本気で勝とうとして居るのだろうか。
流石にあのデカさの筋肉男に勝てたら
いよいよ本当に女じゃないと思う。
「いや、こう…
きゃぁっ!うふふ、やめてよーっ!みたいな
そういう感じじゃない事を分かって欲しくて。
本当に、結構頑張って抵抗したんですが
どうにもこうにも…あのロリコン筋肉達磨…の
糞デカいタッパせいで無理だったんです…。」
本当に本気でココに来るのは
本意じゃ無かったのだろうなァ。
フルフルと拳を握るは
可哀想に本気で抵抗したが無理矢理担がれて
寝巻きのまま連れてこられたのだろう。
とても俺は怒る気にはなれない。