第9章 派手男と雌狸の過去がヤバイ件について
「………おお、もう確定だなァ。
思いっきり合鍵で入ってきやがって。」
「否定もクソもねぇだろ。ここまで来たら。」
”すぐ行く”の返信から本当に直ぐに来た宇髄は
インターホンも押さず合鍵での家に
入ってきて本当に手馴れた様子で靴を脱ぎながら
との関係を当たり前の様に認めた。
「ご、ごめんなさい。」
「……まあ、しゃあねぇよ。」
「(………う、うわ、すげェ複雑。)」
本当に申し訳なさそうに謝るを
全く怒りもせず優しく頭を撫でる姿に
わかっては居たが本当なんだなぁ。と
俺はとてつもなく複雑な心境になった。