第9章 派手男と雌狸の過去がヤバイ件について
□派手男と雌狸の過去がヤバイ件について
「……な…何だこの…”By不死川”って。
派手にふざけてんのか天然なのかどっちだ。」
仕事が終わり帰ろうとすると
の携帯からとんでもないLINEが来た。
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学校じゃ話せねぇから
の家で三者面談を実施する。
とっとと来ねぇと、履歴見るぞ。
By、不死川
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「(ていうか、何やってんだよ。)」
最早これは誘拐犯の手口な事は
とりあえず派手に黙っておいてやる。
しかしなんであんなに器用なが
不死川にバレる様な事をしたのだろうか。
はたまた探りまくってた不死川が
無理矢理自白させたのか
どちらにせよ流石に穏やかでは無い
この状態に大きなため息が出た。
「てか、履歴は見ねぇんだな。
………何なんだその微妙な優しさは。」
あの悪人ズラの不死川が誘拐犯の手口で
送ってきたメッセージの脅し文句が
”とっとと来ねぇと、履歴見るぞ。”
な事は本当に思いっきりツッコミを入れたいが
恐らくそれは叶わないだろうと
少しだけ残念に思いながらも
”すぐ行く”と短い返信して
通い慣れたの家へ向かった。