第8章 俺は色々と悩ましい件について。
「んな、か、か顔近づけて何やってんだよ。
その…こ、こここで押し倒すのは流石に駄目だろ。
噂の2人のこんな姿見たら……み、皆大騒ぎだぞ。」
「玄弥ァ……誤解だから顔赤くすんなァ…。
この怪力女を押し倒すほど俺は飢えてねェよ。」
「本当にピュアっピュアだね、玄弥。
こ、こここって。……大丈夫だよ誤解だよ。」
俺の弟は何故こんなにピュアに育ったんだろうか
そこまで顔を赤くしてどもらなくても良いだろう。
何だが純粋過ぎて不憫に思えてきた。
「…、宇髄も含めて三者面談だァ。」
不憫な程ピュアな玄弥の前では
コレ以上は話せないので、
とりあえず約束を取り付けて一旦俺も落ち着こう。
「え”、ち、違うって、違いますってっ!!」
否定しても流石に遅いし無理にでもやらせるが
どうせ、さっき伝えようと思っていたし
この際、三者面談の交換条件にしようと思う。