第8章 俺は色々と悩ましい件について。
「いやー、馬鹿ですよね本当に。
結局さっきみたいに自分で決意を口に
出せば1人でもまた立ち直れたのに。」
きっと何時もそのやり方で
たった1人で自分を奮い立たせて居るのだろう。
また笑いながら言っているが
それはもうしなくて良いと思う。
「だから…それはなんも悪い事じゃねェよ。
ガキのくせに意地張って無理しすぎなんだ。」
散々やらかしたお詫びになるだろうか。
道理は謎だが今日俺に弱音を零したんだ。
何時でも今日みたいにたまには気を抜いて
不安な気持ちだ悩んでること位は言って欲しい。