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君ありて幸福【鬼滅の刃/現パロ】

第8章 俺は色々と悩ましい件について。










「…そろそろ、昼休み終わっちゃいますね。」
「………あァ、そうだなァ。」







この単純で狭い学校生活に対して
だいぶ複雑で大人なは
悩むことは本当に無いのだろうか。








「私次は……体育です。」
「……冨岡かァ……ダルそうだな。」

「ふふ、私結構冨岡先生好きですよ?
あの人、とっても一生懸命で生徒想いです。」

「………そんな事思ってんのは
多分……いや、絶対にお前だけだぞ。」









昼休みが終わったら授業に出て
部活をして、時間外練習までして

教師の間で地味に流行っている
”の満点を阻止するゲーム”を
軽くいなすほど勉強をして。


たぶん、外にも友達は居なくて
親も居ない、兄弟も居ない。



一体このという人間は
何を支えにして、なんのために
こんなに結果を残し続けているのか。

あの日に感じた”完璧の理由”が
またぶり返して気になってきた瞬間だった。





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