第8章 俺は色々と悩ましい件について。
「別にそういう先公が居ても良いだろォが。」
こんなの言い訳だし理解不能なのは知っているが
どうやら俺は相当ガキで
は相当大人の考え方をしている様だ。
もう何かを誰かに自分を肯定して貰えないと
どうにも立ち直るのに時間がかかりそうだ。
「ここの先生達は皆距離が近いですからね。
不死川先生位の距離感の人も必要ですよ。」
残念ながら俺の嫌いなコイツは
本当に頭の回る大人な人間らしい。
あんな意味不明な言い訳にも
しっかり理由をつけて俺を肯定した。
あのくそ不味い野菜ジュースを
苦い顔をしつつ一気に飲みきってから
また直ぐにお決まりの笑顔を貼り付けてる姿に
何となく何も言えなくなった。