第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「……お、俺もちょっと変なんだよな。」
俺も何だか本当に普通じゃないんだ。
「…なんか、毎日のことばっか
考えてて、なんかやたらと落ち着かないんだ。」
今日だってそうだ、
女子の妄想話に聞き耳をたてて
最近誰と話してたとか気にしてみたり
さっきみたいに宇髄先生と兄ちゃんと
仲良かったらなんか変に勘ぐってみたり。
「たぶん、なんで避けられてるのか
気になってるだけなんだけどさ……。」
そう、ソレがそもそもの原因何だと思うんだけど
本当に突然だから理由が分からないんだ。
きっかけだけは分かるほぼ確定だと思う。
放課後ケーキ屋に行った日が原因だ。
兄ちゃんや宇髄先生が絡んでるとばかり
思っていたけど、自分にも何かあるんじゃないか
なんて思ってあの日を少し思い出してみた。