第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「………ってやべぇ!!遅刻する!!」
しばし立ち尽くす兄ちゃんを眺めていたが
が向かったということは
自分も授業の時間だ!!と俺は焦って
美術室へと向かった。
「(兄ちゃん、あの花気が付いてんのかな?)」
が去り際に肩を叩いて気をよせつつ
そっと、しりのポケットに入れていた
あの赤い花には気が付いて居るのだろうか。
「(あのまま授業行ったら
また女子達がうるさいんだろうなぁ……。)」
女子達にとって”先生との禁断の恋愛”は
多分一種の憧れてきな存在で
自分達との関わりのないは
妄想に利用するのには多分都合がいいのだろう。