第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「う、うわ。兄ちゃん。マジで花似合わねぇ。」
そんなとても気になる思考をぶっ飛ばす程
のイタズラで花を頭に刺された
兄ちゃんは、言っては何だが気持ち悪かった。
これなら小さい毛玉を誘拐犯みたいに
コソコソ抱いて現れた姿の方が
まだほんの少しだけマシだと思う。
「おお、思いっきりぶん殴られたのに
全然平気そうだ。は強いなぁ…。」
結局思いっきり拳骨を食らったは
それでもケラケラと笑っていて
花を入れたバケツをもって
立ち尽くす兄ちゃんをおいて走り去った。