第8章 婀娜な紅葉に移り香を~アダルート※18禁領域※
そうしているうちに突出しはじめた豆粒を、舌先で転がして、つついて、優しく舐(ねぶ)ってやると〇〇の喘ぎが徐々に疳高(かんだか)くなっていく。
外の紅葉が夕闇に色を消した代わりに、鮮やかに色づいた〇〇の肌の上を、善がり声とともに閉じられない口の端から零れ落ちる雫が、首筋を通り、肉丘の上を伝っていく。
目に映るその有様に、昂(たかぶ)る熱が身体中を駆け巡った。
もはや悠長に可愛がってやれる余地はないと、目の前で早く食べてくれと言わんばかりにヒクつく豆粒をきつく吸い上げた。
「ひあぁんっ!」
びくん と身体を跳ねさせた〇〇の口から指を引き抜いて、肌を伝い落ちた雫の軌道を舌先でなぞるように逆上っていき、最後に濡れた唇を吸う。
快楽を味わって淫猥な女の匂いを濃くした〇〇に、今度はこちらが息を荒げる番だった。
「悪いな……もっとじっくり可愛がってやりたいのに……」
辛うじて巻き付いているだけだった〇〇の帯を解きながら、互いに一糸纏わぬ姿となる。
くたりと脱力する〇〇を反転させ、腰を突き出させるようにして欄干に掴ませた。
「這入るぞ…」
淫唇から滴り落ちそうな果汁を魔羅の頭にたっぷりと絡め、慎重に、ゆっくりと…
暫く俺を受け入れていなかった身体は、いつもに増して大きく張り詰めたソレで急いて求めれば快楽より痛みの方が勝ってしまう。
突き入れたい衝動を抑え、焦らずに、少しず腰を送ってやると、じわじわと捕食されるかのように〇〇のナカに飲み込まれていく。
そして、俺と〇〇が完全に繋がる。
ただそれだけで、膨れ上がった熱が迸(ほとばし)りそうになる。
「はぁぁ…光秀、さあっん…」
「ああ、わかっている…」
それだけでは切ないと、催促するように甘ったるい〇〇の声に呼ばれ、緩やかな律動を始める。