第5章 愛しけりゃこそ強とと打て※18禁域※
まだ震えの治まらない身体をうつ伏せにさせられると、腰を引き上げられ、剥き出しのソコをとろとろの蜜を絡めた指が擦りあげる。
「やあぁ…」
情けない声を上げた私のナカに、先程よりも確実に硬さを増した光秀さんのソレが ぬるり と這入り込んでくる。
無防備な背中に荒々しい口づけを受け、赤く膨れた肉芽を捏ねられながら背後から突かれることに私はおかしくなるのを覚悟した。
「やぁ…だめぇ……」
身体と裏腹なその言葉は光秀さんの加虐心を煽るだけで…
限界を急かすように、張り詰めた雄に内壁を激しくコスられれば、溢れ出す蜜がいっそう卑猥な音で私を攻め立てる。
奥深く掻き乱され、鼓膜までも侵されるような感覚に、私の中の何かが壊れていく不安が押し寄せる…
直後──
脳天を突き抜けるような衝撃とともに、私は下肢を酷く濡らした。
ガクガクと震える身体を支えることができず、褥に身を投げ出す。
そこに厚い胸板が覆い被さってきて、衰えることのない熱い塊がビクビク痙攣する肉壁を押し広げて這入ってくる…。
すでに限界寸前の身体にそれを拒む力はなくて…
ただ淫らに啼くことしかできず意識が白むのを何度繰り返したかわからない。
そして、何度目かわからない絶頂を迎えようとした頃…
「──〇〇…」
ぼんやりとした意識の中で、甘い声が私を呼ぶ。
徐々に鮮明になっていく視界の中…
白銀の髪を乱し…
色白の頬を上気させ…
うっすら額に汗を浮かべ…
こちらを見下ろす光秀さんの艶姿が浮かび上がる。
「っ…」
そのむせ返りそうなほどの色気に、もうとっくに限界を超えたはずのカラダがまた疼く。
「…〇〇」
もう一度名を呼ばれ、虚ろな視線でその瞳を捉えると、仰向いて力無く横たわる私の顔の横に手をついて、息を乱しながら、光秀さんが告げる。
「最期は一緒に、だ……」