第5章 愛しけりゃこそ強とと打て※18禁域※
「……光秀さんが、……ほしい、です…」
「……わかった」
要求通りの答えに光秀さんは満足げに微笑んで…
唇ごと食べられてしまいそうな口づけから性急に挿し込まれた舌と同時に、熱い塊が蜜穴を貫く。
「んんんっ……!」
予期せぬ衝撃に弓なりに反り返った背の隙間にすかさず光秀さんの腕が滑り込んで、逃がさないと言うようにきつく抱きすくめられる。
最初から加減なく突き上げられ、喉の奥を裂くように込み上げてくる悲鳴は光秀さんの唇と舌に呑み込まれていく。
ほんの一瞬離れる唇の隙間で必死に呼吸をしながら、溢れ出す蜜と絡み合う舌と唾液で上も下もキモチよすぎて、思考も身体もトロトロに蕩けていく。
激しく攻め立てられ、その打撃を受けとめるのが精一杯で、とっくにぐずぐずだった私の身体は、そう時間をかけずに絶頂を迎えた。
待ち望んだ快楽の余韻に浸る間もなく、繋がったままの状態で抱き起こされ、そのまま光秀さんの膝の上に乗せられる。
両手が私の腰をしっかりと固定すると…
「自分でいいところに当ててみろ…」
そう言われ、一瞬恥ずかしさが沸き起こるけれど、たった今味わった全身を駆け巡る甘美な味が恋しくて身体が勝手に動き出す。
「んっ…んっ…んっ…」
光秀さんのがっしりとした厚みのある肩を支えにして、その味を求め反り勃つ雄を咥え込んだ下の口はとめどない涎を垂らす。
言われた通り、キモチいいところに当てると、光秀さんも切れ長の目を細めキモチよさそうにしてくれるのが嬉しくて、私は夢中で腰を振った。
「っ…上手だ……だが、もっと奥にも欲しいだろう?」
「やあんっ…!」
私が腰を下ろすのと、光秀さんが腰を突き上げる動きが重なり、届きそうで届かなかった最奥を突き上げる。
何度も与えられる衝撃に砕けそうな腰をどうにか支えるため、光秀さんの頭を搔き抱いた。
そのまま胸に押し付けながら、二度目の頂に私は身を震わせる。