第2章 君といたい
蝶屋敷に着いたのはいいものの、どこにいるのか分からずアオイちゃんに尋ねた。
『あっ、アオイちゃん!炭治郎くんって今何処の部屋にいるの?』
私がそう聞くと、アオイちゃんは「炭治郎さんですか?着いて来てください」と言ってスタスタと歩き出した。
私は慌ててアオイちゃんの後を追った。
アオイちゃんは部屋の扉の前で立ち止まる。
「ここです。私はまだ仕事があるのでここで失礼します。」
私はアオイちゃんが帰る際にありがとう、とお礼を言った。
アオイちゃんが居なくなってから私はそのまま立ち止まっていて、ずっとドキドキしていた。
まず、入ってから炭治郎くんになんて声をかけたらいいか、まだ目覚めてなかったらとか悩んだ。