第2章 君といたい
蛇柱様は、手を何かゴソゴソと動かしている。
──ベルト外してる……
カチャカチャと、何故かズボンのベルトを外している。
どうして、と思っていると蛇柱様は「触れてくれないか?」と口にした。
『えっ?』
思わず素っ頓狂な声が出た。
なんで、なんで。
蛇柱さまは、自身のモノを触って欲しいと私に言ってきた。
どういう事?
意味も分からず目の前に出されたものを、どうしようもなく触れる。
男の人のものを見るのは初めてなのに羞恥心はなくて、ただ困惑する。
でも柱の言うことなんて拒否出来ない。
恐る恐るそっと触れてみると、温かいような熱いような。
ブルブルと手が震えるていると、蛇柱さまが私の手を掴む。
「力を入れろ、……そうだ」
蛇柱さまはこうするんだ、と教える。
力を入れたり、上下に動かしてみたり。
──なんか、出てきてる……
白い色のような透明のような、液体が蛇柱様のものの先っぽから出てきた。
嫌だ……
『う、うぅ…っ』
意味が分からなくて、涙が出そうになった。