第1章 iw×fk
向「ふっかさーんおっはよーございます!」
レッスン部屋に向かう途中、
康二に大声で叫ばれながら背中を押された。
無理してでも具合が悪いなんか気づかれないようにしないと!
「おう!今日も頑張ろーぜ!」
カラ元気でそう言うと…
向「んー?ふっかさんなんか変やないですか?」
まずい、バレたか?
案外こいつ勘鋭いんだよなー
「どこかだよ」
向「いやなんかいきなりこの廊下狭くなってますやん?」
あ、なんだ…そっちか……
無駄に焦ったじゃねーか!
「俺の顔がでかいからや!!」
いつもの決まり文句を言ってやると…
向「あ、そうなんっすね!じゃ行きましょかー」
「おい!扱いが適当だな!!」
ツッコミすんのは体力使うけど…
まぁ康二であの様子なら今日は平気かなぁ……