第1章 iw×fk
ふっかside
あー気が重い……
やっぱ風邪かな……
俺は、朝、目が覚めた瞬間から激しい頭痛に見舞われている。
この頃色々忙しいもんな、疲れが流石に溜まったか…
でも今日は、休むわけにはいかない。
幸い咳は出ていないしこんな時期に最年長がへばってしまったら、みんなが心配する。
俺は重い体を無理に起こして撮影へと向かう準備をし始めた。
鏡で自分の顔を見ると、案の定、
あー顔色悪ぅ……
元々白い顔が、更に血の気がなくなり白を通り越して青くなっている。
やべ、体調悪いってばれるかな……
特に照とか、すぐに気づきそう……
そしたら、心配されるよな…?
その後「看病してやるよ」とか言われたら……?
あーなんで俺、こんな頭痛いのに照のことばっか考えちゃうんだろう……
照は俺のこと何とも思ってないのに……
とにかく!迷惑かけないようにしないと…!
俺はずっと前から気付いている照への恋心に蓋をして、現場へと向かった。