第1章 iw×fk
深澤side
チュンチュン……
「ふぁー…」
ん……もう朝か…。
そろそろ起きるか!
伸びをしようとすると上に上がらない左手に違和感を感じた。
まさか…っ!
そぉーっと視線を左手にやると自分以外の手と繋がれていて、その手の先にいるのは気持ち良さそうに寝ている照だった。
本当に離さないでくれたんだ……
ふふっ嬉しい…///
でも俺のニヤけた顔はすぐに血の気が引いていった。
今…朝だよね……?で、俺が寝たのは5時くらい……
てことは……!?
照はその時からずっとこのままってこと!?
やべぇ…まじか…。
腰とかやっちゃってないかな…?
でもそろそろ起こした方がいいか…?
あぁー!どうしよ……!
「………」
とりあえず起こして謝ろ。
昨日いろいろ迷惑かけたし……///
「ひかる……?ひかる…?」
照の肩を叩きながら名前を呼んだ。