第7章 満開
次の日、二日酔いで頭を抱えた私と柱間さんを横目にマダラ様がくつくつと笑い、扉間が目の前でため息を吐いていた。
扉間「兄者、今日も仕事があると言っただろう。羽目を外し過ぎだ」
・火影室。
(火影はマダラ様の名付けた木ノ葉隠れの里を収める代表の名を指す)
火影は最初、柱間さんが提案し、マダラ様をと進めた。
しかし、マダラ様が自分は向いていないと断りを入れたのだ。
柱間さんは食い下がらずにどうかマダラ様にと願ったが、マダラ様も頑なに首を縦には振らなかった。
最終的には柱間さんが火影として里の長になった。
だが、柱間さんは今でもマダラ様が火影であるべきと話す。
その思いは決して偽りでもおふざけでもない。
信頼や二人にしかわからないことがあるからだ。
その火影が執務をする部屋で私と火影の柱間さんは正座をして扉間のお叱りを受けていた…
柱間「す、すまん」
目に見える反省をしているにも関わらず扉間は手を緩めずに叱る。
まったく冷徹な男だ。
絶対に結婚はできないな。
扉間「はぁ・・・。
今日は書類だけだが、くれぐれも手違いが無いようにな!」
目をカッ!とさせて、柱間さんに釘をさす扉間は言わば鬼だろう、違いない。
柱間「わ、わかっておる…」
ああ、柱間さんがしおしおになって、どんどん影が…
雪華「扉間、ごめん。
私も同罪だからあまり柱間さんを攻めないでほしい」