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さくら
第6章 慈しみ
更地での決戦。
私は少し離れた場所からマダラ様の背中を見守る。
分かっている、マダラ様のご決意も、思いも。
だから手は出さない、声援も送ってはいけない。
わかっている。
けれど、不安が渦巻く。
そして、マダラ様が柱間から一撃をくらい、それが致命傷だったのか、大きな音と土煙を多く吹き上げ倒れた。
雪華「マダラ様っ!」
近寄ろうにも、千手が二人の周りを囲み、雪華は手が一歩も出せなかった。
マダラ様もこちらを一目見ると目で来るなと威圧する。
雪華「(お願い、おねが!!)」
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