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さくら
第2章 蕾
元気よく返事をした。
それを見たヒカクさんも笑顔を返してくれて、嬉しかった。
ヒカクさんが全員の集合を確認し、先頭へ出発の合図を送った。
それを確認し、私も先頭の集団に混ざる。
これから終わりまではヒカクさんに会えないだろう。
だから心の中で、想いを馳せてみる。
いつか自由な時がもし来たら。
ヒカクさんに感謝を伝えて、
恋を初めてみよう。
小さく浅はかな蕾がどう芽吹くかはわからないけど、
ヒカクさんに対しての思いは、綺麗に花を咲かせてほしい。
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