第4章 我妻善逸
そのあとしばらくして、私は物陰に隠れて、私たちはとりあえず、平静を取り戻した。
幸いなことに、私がシャワーを善逸にあてていた付近は何も無く、ただの壁だった。
「もう…沙織のせいでよりびしゃびしゃになったんですけど?!」
「ごめん、ごめん…ほ、んとに…」
ーふ、膨らんでいる?!!
私は思わず、テントを張っている善逸のアソコに目をやってしまった。
そういう時はどういう反応をしたらいいのか分からず、とにかく赤面するしかなかった。
「え、なになに、どこ見てんの沙織」
その視線に気づいた善逸は人差し指で私の視線をなぞると、自分のソコを指さした。